FINAL FANTASY II

発売日1988年12月17日
ジャンルRPG
開発スクウェア
販売スクウェア
「ファイナルファンタジー II」ページリンク
【その1】
【その2】
【その3】
【その4】

2014年4月8日 記
2015年9月27日再構成

パッケージ

ファイナルファンタジー II」。
名高い「ファイナルファンタジー」シリーズの第2弾は、職業や経験値の無い、時代を先取りするRPGだった。

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ゲーム紹介動画

「ファイナルファンタジーII」我が懐かしきレトロゲーム

目次

1. ファイナルなのに、2が出た!

ファミコンとコンピュータRPG

ドラゴンクエストのパッケージ

1985年に発売された「スーパーマリオブラザーズ」のヒットにより、ファミコンは家庭用ゲーム機というジャンルと共に広く市民権を得た。そして、その翌年の1986年から87年にかけて、早くも次の潮流がやってくる。
ドラゴンクエスト」(1986年5月27日発売)
ドラゴンクエストII 悪霊の神々」(1987年1月26日発売)
エニックス(現スクウェア・エニックス)から立て続けに発売されたこれらのドラクエシリーズがヒットしたことで、ファミコンでコンピュータRPGというジャンルを一気に盛り上げたのだ。
ドラクエシリーズがファミコンに定着させたコンピュータRPGとは、簡潔に言えば、キャラクターの成長と共にストーリーを紡ぐ思考型のゲームである。その歴史にはアドベンチャーゲームとの交錯、日本での独自の進化など、実に興味深い点があるのだが、他で散々検討を加えられてきた話なので、割愛させていただく。

ドラゴンクエストIIのパッケージ

さて、子供を中心とした若年層が主なターゲットであるファミコンでは、それまでの主流は、気軽に始められてタイミング良くボタンを操作するアクションゲームやシューティングゲームだった。言わば“動”のゲームである。これに対し、次の行動を考えながら一手ずつ進める“静”のゲームとも言えるコンピュータRPGは、数値に置き換えられたゲームシステムを理解することから始めなければならず、取っ付き難くて受けないだろうと言われていた。しかし、コンピュータRPGの面白さを分かり易く伝える為に作られた「ドラクエ」シリーズは成功を収め、ファミコンでもコンピュータRPGが受け入れられることを証明した。その後、「ドラクエ」に倣って、数多くのRPGがリリースされるようになる。なお、今回の紹介動画では「ドラクエ」以後、ファミコンで主流となったコンピュータRPG群をまとめて「ファミコンRPG」と呼んだが、多分そんな言葉は一般的ではないのでご注意頂きたい。

ファイナルなのに、2が出た!

ファイナルファンタジー

「ドラクエ」に続いたファミコンのRPGの中で成功した一つが、「ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY、以下FF1)」(1987年12月18日発売)である。パソコンでアドベンチャーゲームなどを中心に制作していたスクウェアだったが、ファミコンでは苦戦が続き、「ファイナルファンタジー」という名前に最後の作品となるだろうとの意味が込められていた、というのは有名な話だ。しかし、この作品がヒットしたおかげで、最後の作品にはならずに済み、後に「ドラクエ」と双璧を成すコンピュータRPGの有名シリーズとして定着するのだが、「FF2」の発売当時、ファミコン専門誌『ファミリーコンピュータMagazine』にて、「ファイナルなのに2が出た!」とネタにされていたのを、とてもよく覚えている。

FFシリーズ第2弾

タイトル画面

ファイナルファンタジーII(FINAL FANTASY II、以下FF2)」は、1988年12月17日スクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたロールプレイングゲーム(以下RPG)、「ファイナルファンタジー」シリーズ(以下FFシリーズ)の第2弾である。シリーズ第2弾ではあるが、ストーリー上もシステム上も、前作「FF1」との直接の繋がりは無い。これ以後、FFシリーズといえば、魔法(例:ケアル)やアイテム(例:ポーション)、スト―リ上のキー要素(例:クリスタル)などの共通項はあるものの、基本的にはナンバリング毎にストーリーもシステムも一新されるのが常となっている。
また、FFシリーズと言えば、個性豊かなキャラクター群が織りなす重厚なストーリーと、毎回新しい要素が取り入れられるゲームシステムではなかろうか。特に「FF2」は後のナンバリングと比べても異彩を放っており、その成長システムはFFシリーズを飛び出して、サガシリーズへと受け継がれていくことになる。

次章では、そんな「FF2」のゲームシステムを取り上げようと思う。

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ファミコン版「ファイナルファンタジーII」は、Wii、Wii U、3DSのバーチャルコンソールで配信販売されています(各税込514円)。以下に、関連商品の広告を表示します。ご興味のある方は、是非お買い求め下さい。

【ニンテンドープリペイド番号】
 ※Wii版のVCをダウンロード購入する際に必要な「Wiiポイント」として、Wiiショッピングチャンネルにて登録可能です。
 但し、一度登録した「Wiiポイント」は、「ニンテンドーeショップ」の残高とは合算出来なくなるので、ご注意下さい。

【Wii U 本体&周辺機器】

【Wii 周辺機器】

【Newニンテンドー3DS 本体】

【FF2関連商品】

※ファミコンオリジナル版のBGM集

※PSリメイク版のBGM集

※FF2シナリオライター寺田憲史氏による当時発売された小説版

※ライトノベル作家梅村崇氏によるFF25周年記念に発売された小説

※FF25周年記念本のFF2収録分

その他

文中登場したファミコン用ソフトのバーチャルコンソール(VC)対応表(文中登場順、2015年9月27日現在)です。

タイトルWii版VCWii U版VC3DS版VC備考
「ファイナルファンタジーII」各514円(税込)
「スーパーマリオブラザーズ」各514円(税込)
「ドラゴンクエスト」×××Wii用ソフト「ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III」に収録。
「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」×××Wii用ソフト「ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III」に収録。
「ファイナルファンタジー」各514円(税込)
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