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【10】新規アカウント(young)の保護と制限

【その10】新規アカウント(young)の保護と制限

文書保存日:2005年10月3日(月)

(1)初心者を表す[young]タグ

youngとは、ゲームを始めたばかりのUO初心者がUO世界に慣れるまでの間、様々なサポートが受けられる、新規アカウントを保護する新規アカウント属性です。保護を受けている間に作成されたそのアカウントのキャラクターは、全てこの[young]タグが名前の後ろにつきます。

ヤングを維持できる条件

  • そのアカウントでのログイン時間(プレイ時間)累計40時間を越えていない。
  • そのアカウントの全てのキャラクターのスキル合計値450.0未満である。

ヤング属性であるには、上記条件を二つともを満たしている必要があります。プレイ時間は、ログイン時のシステムメッセージ(下の写真ご参照)で、各キャラクターのスキル合計値は各キャラクターのスキル帳で確認できます。どちらか一方の条件を満たさなくなった場合、自動的にヤング属性は解除されます。

[young]タグが付いた保護期間の残りはログイン時のシステムメッセージにより確認できる(左の写真では残り20時間)。

ヤングを自ら解除する方法

  • @ヤング解除」「I renounce my young player status」「@やんぐかいじょ」と発言する。

これらの言葉をゲーム内で発言することによってヤング属性を自ら外すことが可能です。主に、二つ目以降のアカウントを取得した場合に、保護もある代わりに制限も受けるヤングを解除して一般アカウントにしたい場合等に利用できます。しかし、全く初めてUOをする場合には、ヤング属性を生かしてまずゲームに慣れることをお勧めします。

コラム:〜思わぬヤングの解除〜

心無い他のプレイヤーに「『@ヤング解除』って言ってみて。」と言われて、わけも分からず発言することで、不意にヤング属性が解除されてしまう場合があります。また、NPCから必要以上にスキルを習うことで、あっという間にスキル合計値が450を超えてしまって、ヤング属性が解除される場合もあります。もしプレイ時間が40時間を超えるまで、ずっとヤングであり続けたいと願うのならば、この様なことにならないように十分に注意しましょう。
なお、ゲームマスターに頼んでも、一度外れたヤング属性を戻して貰えません。ご注意下さい。

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(2)youngの保護

では、新規アカウントの[young]で保護される内容(=メリット)を見ていきましょう。

I.モンスターや他のプレイヤーから襲われない。

まず、始めたばかりで十分にスキルやステータスが育っていないことから、攻撃を受けないというメリットがあります。これにより、モンスターには必ず先制攻撃が可能になり、こちらから攻撃を仕掛けたモンスターのみが反撃してきます。どんなにモンスターが多い場所でも、戦闘する相手を一体に絞れることは戦いの練習として最適です。
モンスターに関しては、ダンジョン内では保護されません。ダンジョン内では、young属性の消えた後と同様に、モンスターは発見次第、攻撃をしかけてきます。ここでは多くのモンスターに狙われないようにする必要があります。
また、他のプレイヤーから攻撃されない代わりに他のプレイヤーに攻撃することもできません。そして、他のプレイヤーから盗むこともできず、盗まれることもありません。そして、このようにプレイヤー同士で戦闘等が可能なフェルッカには入ることができません。通常のモンスターとの戦いに飽きれば、youngタグが外れた後にPvPエリアのフェルッカや対人戦闘を楽しみましょう。フェルッカに関しては「【その6】」をご参照下さい。

地上でモンスターに発見された場合には、左のシステムメッセージが表示されるだけで、攻撃は受けない。
young属性が外れた後には、このメッセージが表示される度に攻撃対象になっている。

ダンジョンに入ると、この警告メッセージが表示される。
挑戦する場合には、モンスターに囲まれないように注意すべし。

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II.他のプレイヤーに戦利品を取られない。

次に、倒したモンスターの死体より戦利品を回収する際、youngタグのプレイヤーが倒したモンスターの戦利品は他のプレイヤーに取られることはありません。安心して回収しましょう。
ちなみに、young解除後は、一定時間が経過すると誰でもルートできるようになります。young解除後は、急いで回収する必要があると言えるでしょう。

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III.死亡しても自動で転送され、アイテムを失わない。

さらに、仮に死亡しても、簡単に再開できるというメリットがあります。これは、死亡した場合に一番近くの治療院(Healer House)に転送され、その場で直ぐに復活できます。また、所持品も全て失いません。
ちなみに、young解除後には、自分で蘇生できる他のプレイヤーやHealerを探して蘇生してもらい、死亡場所に残った死体から自分の所持品を回収する必要があります。Healerには近づくだけで蘇生してもらえます。他のプレイヤーには蘇生後にお礼を言いましょう。また、回収は自分の死体をダブルクリックするだけでOKです。

ヤング中に死亡すると左のウインドウが表示されるだけで、治療院に転送されて簡単に復帰できる。
一度は読んでおくことをお勧めする。(ここで読めるけど・・・。)

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IV.Healer(ヒーラー)が治療してくれる。

そして、後に何度も蘇生してもらうことになるフィールド上を彷徨っているヒーラー(通称:野良ヒーラー)は、youngプレイヤーがダメージを受けている間に近づくと、そのダメージを回復してくれます。徳之諸島の場合、モンク(the monk)もヒーラーと同じように蘇生してくれるNPCです。

ヒーラーは、徳之諸島以外では黄土色系のローブを着ているが、徳之諸島では他のNPCと区別が付かない。

死亡時に治療院に転送されるyoungは、野良ヒーラーに蘇生されることはないが、その代わりにダメージを回復してもらえる。回復してもらる時に左の言葉を話す。

HPが満タンの場合や回復してもらったばかりの時には、回復魔法をかけてくれない(近づくと左の言葉を話す)。ヒーラーに頼るのではなく、最後の回復手段として考える方が無難。

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V.いつでも初心者の街ヘイブンに転送してもらえる。

通常、長距離を移動するには、ファセット間を移動できる各地のムーンゲートや、マークしたルーンを利用したリコールやSacred Journeyの魔法などが必要です。しかし、ヤングの間は、ヘルプメニューからいつでも初心者の街ヘイブンに戻ることが可能です。遠出をして自分の居場所を見失った時には利用しましょう。

メニューバーやペーパードールのヘルプ(HELP)をクリックしてヘルプメニューを出すと、ヤングの間のみ「ヘイブンに転送」という項目が現れる。

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VI.テンプレート「戦士」「魔法使い」「鍛冶」を選択した場合でも初期キャラクエストを受けられる。

キャラクターテンプレートの「戦士」「魔法使い」「鍛冶」の初期キャラクエストは、ヤングのアカウントでしか受けられず、旅立ちの街は必ずヘイブンになります。ちなみに、その他のテンプレート(「パラディン」「ネクロマンサー」「侍」「忍者」)の初期キャラクエストはヤング解除後でもキャラクター作成時に受けられます。各キャラクターテンプレートに関しては「【その2】(2)キャラクターテンプレート」をご覧下さい。

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VII.ヤング用の宝の地図(youthful treasure map)を利用できる。

「パラディン」「戦士」「魔法使い」を選択した場合にヘイブンで受けられる初期キャラクエストでは、ヤングならば「youthful treasure map(Lv.0トレハン地図)」を手に入れられます(※)。このLv.0地図は以下の特徴があります。

  • cartography[測量]スキル0.0でも解読可能。
  • 宝の場所はヘイブン島内のみ。
  • 違う場所を掘った時に、宝のある場所の方角をメッセージで教えてくれる。
  • 鍵や罠がかかっていない。
  • 守護モンスターを倒さない限り開かない。

入っている宝の数は少ないですが、次のLv.0地図や多くの秘薬が手に入ります。トレハンの練習には良いでしょう。
(※)ヤング解除後にはplainly drawn treasure map(Lv.1)になります。

トレハンの流れ(Lv1以上の地図でも同じです)

ヤング用Lv.0のトレハンマップ。「tattered」とは未解読の意味。

宝の掘り方は、まずシャベルをダブルクリックする。

次に地図をクリック。「どこを掘りますか」のメッセージ。

最後に掘る地点をクリック。
Lv.0の地図の場合、地点を間違えてもおおよその位置を教えてくれる。写真の場合は「かなり近いよ!」のメッセージ。

見事掘り当てると宝箱(metal chest)が現れる。
守護モンスター(白いヘッドレスやゾンビ等)を倒して宝箱をダブルクリックすると開けられる。

回収後は宝箱をどかしましょう。
ちなみに、キャラの後ろの白いムーンゲートはヘイブンのUzeraan's Mansion行きの帰還用ムーンゲート。「戦士」「魔法使い」「パラディン」の各初期クエスト中に貰えるHorn of Retreatを使用して開く。使用回数は10回だが、Uzeraanに渡すことで再チャージされるので、ヤング中何度でも使用できる。
「ネクロマンサー」の初期クエストでMardothから貰えるHorn of Retreatでは、アンブラのMardothの元に戻る。

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VIII.コンパニオンによるサポートを受けられる。

youngの間は、名前の後ろにcompanionと表示されているプレイヤーを見かけることがあります。彼らは新規プレイヤーをサポートする為のボランティアスタッフです。見た目は普通のプレイヤーと変わらないですが、コンパニオンとしてのトレーニングを受けて採用されているスタッフです。ゲーム内で分からないことがあれば彼らに尋ねましょう。
コンパニオンは、突然あなたの元を訪れて「どうしました?」と尋ねてくることもあるでしょう(自分も昔、尋ねられました)。ゲームマスターのようにコマンドで呼び出して来て貰うことはできませんが、ヘイブンのコンパニオンホールに居るかもしれません。
ちなみに、自分のyoungタグが外れると、コンパニオンのcompanionタグも見えなくなります。

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(3)youngの制限

次に、youngの間には制限される内容を見ていきましょう。主に、より難しい応用的なプレイスタイルを制限することで、まずはyoungに基本的なプレイ方法を学んでもらうための措置だと思われます。制限されている内容は、youngタグの外れた後にゆっくりと楽しみましょう。

I.対人戦闘の制限とフェルッカへの進入禁止

ヤングの間は、他のプレイヤーへ攻撃したり盗みを行ったりすることができません。これに伴い、PvPエリア(対人戦闘可能エリア)のフェルッカへの進入も制限されます。フェルッカに行けるのはヤング属性の解除後になります。また、ヤング中には他のプレイヤーだけではなくNPCに対しても「盗み」を利用できませんのでご注意下さい。

ファセット間を移動できるムーンゲートに入っても、対人戦闘に制限のないフェルッカは選択肢として表示されない。

II.ハードコアルールシャード(MugenとSiege Pelirous)を選択できない。

全エリアで対人戦闘が可能なMugenとSiege Pelirousも選択できません。この間はシャード選択画面にも表示されません。ハードコアルールのシャードでのプレイは十分に慣れた後のお楽しみに取っておきましょう。

ヤング期間中は、ハードコアルールのシャード(MugenとSiege Pelirous)はシャード選択画面にも表示されない。

III.一般のプレイヤーとの間でペットの譲渡ができない。

移動速度が速くなる便利な騎乗生物など、ペットを一般プレイヤーより貰うことができません。また、ヘイブンには厩舎がない為にanimal trainerより馬を買うこともできません。馬に乗るにはムーンゲートで他の街に移動してanimal trainerを探すか、animal taming[調教]スキルを入れて野生の馬を調教するしかありません。

ヤングプレイヤーは、一般プレイヤーから馬を貰い受けることができない。
NPCから馬を買うなら、徳之諸島のZento(禅都)やマラスのLuna(ルナ)、トランメルのMoonglow(ムーングロウ)・Skara Brae(スカラブレイ)が、ムーンゲートから厩舎が近くて便利。一頭500gp〜600gpするので、始めたばかりのyoungには少し高く感じるかもしれない。

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(4)ヤングチケット

young期間中にキャラクターを作成すると、そのキャラクターの銀行に「a young player ticket(ヤングチケット)」が送られます。これは、他のキャラクターのヤングチケットと二枚合わせることで、それぞれのチケットの持ち主が賞品を受け取れるというものです。

賞品の受け取り方

  1. 他にヤングチケットを持っている人を探す。
  2. 自分のチケットと相手のチケットの二枚をバックパックに入れる。
     (地面にバックパックを置いてその中に入れてもOK。但し、地面に直接置くと直ぐに腐敗して消滅する為、直接は置かない方がよい)
  3. 自分のチケットをダブルクリックして相手のチケットをターゲットする。
  4. ウインドウが両者に表示されるので、欲しい賞品を選択する。

自分のチケットを相手に渡して合わせてもらうことでも、自分にも賞品ウインドウが表示されます。ヤングチケットはそのキャラクター固有のチケットの為、他人が利用することができません。ヘイブンで積極的に声を掛けましょう。

ヤングチケットはキャラクターを作成した時に、銀行に入る。
そのキャラクターにしか効力がない為、積極的に声を掛けてみるべし。地面に直接置くと直ぐに消滅することに注意。
賞品リスト

  • sextant(六文儀)
  • 髪型変更券
  • spellbook(32種類スタック済み)
  • 花火ワンド
  • spyglass(小型の望遠鏡)
  • dyesとdye tub(染めタブ)

お勧めはNPC(Hair Stylist)価格が50000gpもする髪型変更券と、NPCが販売しない花火ワンドか。但し、近頃ではUO何周年やクリスマスの記念アイテムとして花火ワンドは配布されることが多い。
sextantはTinkerより、spyglassはshipwrightより、dyesと染めタブはTailorやWeaverより低価格で購入可能。spellbookはfullスタックのものをPCベンダー(プレイヤーが経営するお店)で購入する方が早い。

ヤングチケットの賞品選択ウインドウ。

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(5)まとめ

  • ヤングとは総プレイ時間40時間未満かつ全キャラクターのスキル合計値が450.0未満の新規アカウント。
  • 「@ヤング解除」と発言することで自ら解除可能。
  • ヤングが保護される主な内容
    1. 攻撃しない限り襲われない。(ダンジョン内を除く)
    2. 死んでも自動で転送され、所持品を失わない。
    3. いつでもヘルプでヘイブン帰還。
    4. 初期キャラクエストとLv.0地図がある。
  • ヤングが制限される主な内容
    1. フェルッカに行けない。
    2. MugenやSiege Pelirousに行けない。
    3. 一般プレイヤーからペットが買えない。
  • ヤングチケットは自分の分と他のキャラクターの分の二枚をあわせる必要あり。
  • ヤングチケットはそのキャラクター固有のチケットなので他のプレイヤーには無用なもの。
  • 思い切ってヘイブンで「ヤングチケット交換しましょう!」と声を掛けましょう。

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