2017年8月4日 記
3. エリア攻略の為の基本テクニック
ここでは、各エリア攻略に使えそうな、ちょっとしたテクニックをご紹介しよう。
画面の見方
計器類
画面上部に常に表示される計器類での注目点は、左端のレーダーとその隣の自機の傾き度合いだろう。
まず、レーダーは中央の白い点が自機で、赤い点が目的地(ターゲットや滑走路などの着陸地点)である。左の写真は、フライトエリア3、ハンググライダーのスタート直後の様子だが、ターゲットはやや左前方で、比較的遠くにあるのが分かる。棒状の物は風向を表し、この写真の場合、上から下に向かって、つまり正面からの向かい風が吹いている事が分かる。風速は、スタート時に表示されるので、見逃さないようにしたい。
次に、自機の傾きだが、中央に位置する丸から左右に羽が伸びた様なマークが自機を表しており、青い空と黒い地面を仕切る線が水平線(地平線)を表す。ちょうど、自機を基準として水平線がどの位置にあるかが分かるようになっている。ゲーム中で旋回すると、この計器では水平線の方がぐるぐると回転する。
左の写真は、上の写真の自機の傾き度合いの部分を拡大したものだが、黒い地面に比べて青い空の部分が多いことから、機体が上昇していることが分かり、さらに、自機と水平線の交わり方から、右に旋回しているのが分かる。両者の角度をそのままに、地面と空の境目を水平に合わせると、自機のマークが右側に傾く。ちょうどゲーム画面での赤い機体の傾き方と同じになるはずだ。
高度スケール
高度が200FT(ft=フィート、約60.96m)以下になると、高度スケールが画面右下に表示される(写真左)。50FTになると、さらに拡大して表示される(写真右)。黄色い三角が、自機の高度を表す。比較的低空を移動するロケットベルトでは、画面上部の数値を見るよりもこちらのバーを見ている方がイメージが掴みやすい。
ライトプレーンの出力
ライトプレーンでの悩み所は、出力の制御だろう。最大出力のまま回ろうとすると、意外に大回りになってしまう。かと言って、ずっと低出力で丁寧に飛ぼうとすると、タイムに余裕がなくなる。よって、基本的に、離陸時と直進時には最大出力の99、旋回時には80前後、着陸態勢に入る時は60前後から下げていくイメージを持つと小回りを効かせ易く、かつ、タイムも良くなる。もちろん、EXPERTモードで風が強い時は、全体的にもう少し出力を上げた方が、風の影響を受けにくくなり、飛び易い。
スカイダイビングのリングの配点
スカイダイビングのリングの配点は、少し特殊で、全てを通過した時のみ20点となる。例えば、フライトエリア1では1つ通過で5点、2つ通過で10点、3つ全てを通過すると一気に20点になるのだ。出来るだけ、全てのリングを通り抜けたい。ちなみに、フライトエリア1では、2つ目通過までは操作は不要で、3つ目だけ少し前傾前進するだけで通れる。フライトエリア2では、3つ目までは操作不要となっている。なお、EXPERTモードではリングがより小さくなっており、難易度が上がっている。
ロケットベルトの噴射
ロケットベルトは、噴射・強(Aボタン)と噴射・弱(Bボタン)を駆使して移動する。即ち、ブレーキに該当する装置が無いのが特徴である。基本的には次の目標に大きく移動する時に強を使い、目標に近付いたら弱を小刻みに噴射して微調整する。しかし、大きく上昇してしまった場合には、落下速度が加わることで、噴射・弱では制御しきれずに地上に足を着いてしまう場合がある。初めてプレイする時には、強と弱、それぞれの威力を確かめる事から始めたい。慣れると点数を稼ぎ易い種目である。
ハンググライダーのボーナスチャンス
ハンググライダーは、風の影響を受けやすく、上昇気流を掴めなければ、落下する一方なので、思った場所に着地するのが他の種目よりも若干難しい。基本的には、風下から風上に向かい風を受けながらターゲットに進入すると、風を受けて自然と落下スピードを殺せるので、着地を成功させ易い。さらに、着地が他よりも難しいからか、ボーナスチャンスへの突入条件が緩く、洋上で移動するターゲットではなく、洋上のロケットベルト用の固定ターゲットになっている。ターゲットが動かない分、慣れると他の種目よりもボーナスチャンスを狙い易い。
ヘリコプターの高速砲台
ヘリコプターは、ホバリングしながらピンポイントで着陸できるので、離着陸の操作自体は比較的簡単だと思う。砲台にはミサイルの速さが異なる二種類があり、警戒すべきは、命中精度が高い高速ミサイルを撃ってくる砲台だ。確実にこちらの撃墜を狙ってくる。写真は、途中の小島にある高速砲台だが、砲台が見えている分、潰しやすい。最も厄介なのは森の中から隠れて撃って来る砲台の中で、高速ミサイルを撃って来る砲台だ。これらの位置は覚えるしかない。パターンを覚えて、確実に仕留めることが、極秘指令攻略への第一歩となる。
では最後に、次章にて「パイロットウイングス」の思い出話を綴ろうと思う。もうしばらくお付き合い願いたい。