ツインビー

発売日1986年1月4日
ジャンルシューティング
開発コナミ
販売コナミ
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【その1】
【その2】
【その3】
【その4】

2013年10月31日記
2015年10月31日再構成

(注):本章の「パワーアップ」の項目に点滅を表現した赤白ベルの画像が出てきます。実際よりも倍以上にゆっくりな1秒間に10回程度の点滅に抑えていますが、持病をお持ちの方や体調の悪い方は、念のためご注意下さい。

2. システム

2面のボス戦

どちらかと言うとコミカル寄りの「ツインビー」ではあるが、対空と対地を撃ち分けたり、(画面の上から下へと言う意味で)揺れながら落ちてくるベルでの高得点やパワーアップ、多様な敵機とボスキャラなど、シューティングゲームとしてのきもはしっかりと押さえられていた。そんな「ツインビー」のゲームシステムをご紹介しよう。

操作方法

地上攻撃時の自動照準

Aボタンで地上物を攻撃し、Bボタンで飛来物を攻撃する。写真のように、Aボタンによる攻撃では5キャラ分ほど先に照準が出るので、画面の一番下から数えて、自機を含めて約6キャラ分以内に地上物が入ってしまうと、攻撃が当たらなくなってしまう。よって、早めの攻撃で破壊するのが良い。パワーアップに欠かせないベルにはBボタンで攻撃する。
操作方法と言えば、今回の紹介動画である。実は、約二十年ぶりにプレイした最初のプレイを使用しているのだが、「イー・アル・カンフー」の時のように、まずはBGMを録音しようと、攻撃をせずにひたすら避け続けた。しかし、流石に攻撃をしなければボスは撃破できないので、いざ攻撃しようとして、間違えてAボタンを押している(03:42頃)。体感として、メインとなる攻撃ボタンがAであるシューティングゲームが多かった気がする。しかし、ツインビーは逆だった。

パワーアップ

ベルでのパワーアップ

雲をBボタンで撃つと、たまにベルが出てくる。このベルでパワーアップするのがツインビーの基本である。

黄ベル
得点
連続して取ると500点から10,000点までアップ。
青ベル
スピードUP
最初の黄ベルを5回撃つ
白ベル
ツイン砲
青ベルを5回撃つ
赤白点滅ベル
分身
白ベルを5回撃つ。実際の点滅はもっと速い。
赤ベル
バリア
点滅ベルを5回撃つ
分身とバリア

分身状態(写真上)中には赤ベルが出てこなくなりバリア状態(写真下)に移行出来ない。逆に、バリア有効中は赤白点滅ベルが出てこなくなる。
また、ベルをずーっと撃ち続けるとハチに変化する。このハチを倒すと15,000点の高得点だが、黄ベルの連続取得は途切れてしまう。

地上物破壊後に出現するアイテム

地上物をAボタンで撃って破壊すると、フルーツやキャンディーなどが出てくる。このキャンディーでもパワーアップが可能だ。

フルーツ
得点
100点か500点
スーパーキャンディー
3WAY砲
セレクトボタンを押しながら取ると、ショット方向が変化する。白ベルのツイン砲を上書きする。
スター
画面上の敵や弾を殲滅
ボスには無効
ミルク
残機1UP
3WAY攻撃

スーパーキャンディーを普通に取ると、広範囲が攻撃可能な3WAY砲(写真)になる。使い勝手が良い。
セレクトを押しながら取ると、一回目は、前と左右の三方向、二回目には前1発と後方二発の三方向に変化する。使い勝手は悪い。

二人同時プレイ

パッケージ(再掲)

パッケージにもあるように、「ツインビー」は二人同時プレイが可能であることが売り文句となっていた。二人同時プレイ時には、二人で行う合体技が可能である。

スター攻撃:上下にぶつかりながら撃つと4WAY砲になる。
ファイヤー攻撃:左右に合体すると強力な炎攻撃が可能になるが、両者のスピードが同じでなければ合体できない。合体後はどちらかのコントローラーで二機同時に動かせるようになる。

ファイヤー攻撃

スター攻撃は連射できず、使い勝手は良くない。ファイヤー攻撃は確かに強力であり、上手い人が操作すればそれなりに進めるが、攻撃力を維持するには二機分の横幅で敵や弾を避けなければならず、結果的に難易度は上がると思われる。なお、ファイヤー攻撃中にどちらかが青ベルを取ると、合体は自動で解消される。もっとも、一人で二機を操作するというのは、果たして二人同時プレイと言えるのだろうか。そういう意味ではおまけ的な要素は否めない。

エグゼドエグゼスのパッケージ

それまでのシューティングゲームを見ると、1機毎に交代でプレイする二人プレイのものが多かった。しかし、1985年には、アーケードに「ツインビー」や「エグゼドエグゼス」(カプコン)のような同一画面中で二人が同時にプレイできるものが登場しつつあった。もっとも、アーケードに比べて性能の劣るファミコンで、それらを忠実に再現するのは大変難しいらしく、ファミコン版「エグゼドエグゼス」(徳間書店、1985年12月21日発売)はアーケード版とは全く異なる別ゲームとも言われていた。(もちろん、当時の私はファミコン版の「エグゼドエグゼス」しか知らなかった。)その一方で、ファミコン版「ツインビー」はファミコンに程良く合わせた移植になっており、シリーズ化されるまでの人気が出た。ファミコンの限界だったかどうかは定かではないが、ファミコン版「ツインビー」での二人同時プレイ時には、画面上部にスコア表示が無く、赤白点滅の分身ベルや、スーパーキャンディーも出現しないのだ。色々削って、どうにかこうにか二人同時プレイをファミコン版にも盛り込んだのかもしれない。

ゲームの明るい雰囲気とは異なり「ツインビー」5面攻略は、結構難しい。そこで次章では、そんな「ツインビー」攻略の鍵となるテクニックをご紹介しよう。

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その他

文中登場したファミコン用ソフトのバーチャルコンソール(VC)対応表(文中登場順、2015年10月31日現在)です。

タイトルWii版VCWii U版VC3DS版VC備考
「ツインビー」×各514円(税込)、3DSクラシックスとしてリメイク(税別571円)
「エグゼドエグゼス」×××アーケード版がWii版VCに(税込823円)
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