イー・アル・カンフー

3. キャラクター紹介

ファミコン版の「イー・アル・カンフー」では、主人公LEE（李）の他、敵キャラクターが5人登場する。順番に勝ち上がり、5人目のSTAGE 05をクリアすると、再び1人目が登場するSTAGE 06に突入する。もちろん、難易度は上がっている。こうして、二周目、三周目と、ループする。

STAGE 01	棒術使いのWANG（王）
	何故か足技を多用する。足も棒も短め（足の方がやや長い？）。しかし、周回を重ねると、見違えて機敏な動きをする隠れた猛者でもある。
STAGE 02	火炎術師のTAO（桃）
	距離を取って火を吹こうとすることが多い。しゃがんでからの（下段）火吹きの動作は必見（写真は中段火吹き）。・・・軟体動物か！？
STAGE 03	鎖使いのCHEN（陳）
	ある程度の距離があれば、ひたすら鎖を連打してくる。さながら、鎖自体が本能を持ち、相手を攻撃すると（当初設定されていたと）いう『聖闘士星矢』アンドロメダ瞬の「ネビュラチェーン」（※1）のようである。距離を縮めて鎖を使わせない方が良い。
STAGE 04	手裏剣使いのLANG（藍）
	イー・アル・カンフーの紅一点であり一番の細身。エネルギーが尽きても両足を上げずに横向きに倒れる。・・・って、本当に倒れてるのかな？余裕があるようにも見える。
STAGE 05	空中殺法のMU（呉/WU？）
	飛行攻撃の当たり判定が、他の遠距離攻撃よりも厳しく、少しでも遅れるとダメージを受ける。説明書では「謎の男、呉（ウー）」とされている。謎の男だが名前は判明しているらしい。ゲーム画面でよーく顔を見ると、CHENの兄弟のようにも見える（※2）。

（※1）『聖闘士星矢』は、1985年12月に『週刊少年ジャンプ』1986年1・2合併号で連載がスタートした当時人気の漫画。1986年10月から放送を開始したTVアニメで次第に人気が出た（気がする）。アニメを見ながら（アンドロメダの鎖って、「イー・アル・カンフー」のCHENみたい。・・・そりゃ強いわ。）と思ってた、という管理人の思い出話である。
ちなみに、写真の「アンドロメダ瞬」は、聖闘士聖衣神話EXシリーズというフィギュアである。聖衣の各パーツを外して星座をモチーフにしたオブジェ形態に変形できるのが売りで、私も一時期欲しかったが、その種類の多さに諦めた。転勤族には置く所がない・・・。

（※2）コミカルに描かれているパッケージイラストでは、CHENとMUは全く似ていない。まあ、元々チャーハン一族を討伐する為メンマの塔へ挑む！というストーリーなので、どちらかというと基本はコミカル路線なのか？ゲーム内では敵キャラが無表情のまま淡々と戦うので、シリアスなゲームに感じたのかもしれない。

4. 操作方法

Aボタンがパンチ（中段）、Bボタンがキック（下段）で、十字キーの上でジャンプして下でしゃがむ。
しゃがみ+パンチの下段パンチは、中段扱いであるが、しゃがみ+キックの足払いは下段攻撃である。上+Bボタンで飛び蹴りに、斜め上+Bボタンだと横飛び蹴りになる。飛び蹴りは、基本的には相手の上段にHITするが、Bを押したタイミングに合わせて足が出るので、遅めに押せば、飛び道具の中段攻撃を撃ち落とせる。

	Aボタン 中段攻撃、100点
	Bボタン 下段攻撃、200点
	下+Aボタン 中段攻撃、100点
	下+Bボタン 下段攻撃、300点
	左（右）+Bボタン 上段攻撃、200点
	上+Bボタン 上～中段攻撃、300点

特筆すべきは下段パンチが中段扱いになる点である。

下段パンチの例1

例えば、ちょっとアブナイこの攻撃は、中段即ち、お腹あたりに当たっているのである。
全然イヤラシくないのである。

下段パンチの例2

また、一部のマニアに大絶賛されそうなこの攻撃も、あたっているのは中段・・・つまりお腹であり、いわゆる“反則攻撃”的なニュアンスはないのである。

まとめるなら、「Aボタン（＝パンチ）＝中段攻撃」「Bボタン（＝キック）＝下段攻撃」となる。下ボタンを押していてもいなくても、それぞれの攻撃が当たる位置は変わらない。

次章では、「イー・アル・カンフー」の攻略に役立つ裏技・テクニックを4つご紹介しよう。紹介数が少ない代わりに、それぞれGIFアニメで再現してみた。なお、画像容量が重め（最小296KB～最大874KB）なので、お使いのネット環境によっては、くれぐれもご注意いただきたい。